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「Webクリエイターの給与アンケート」について

ソフトバンク・ヒューマンキャピタルの給与アンケートの結果発表について。

CNET Japanが取り上げた記事
プロデューサーは552万円、デザイナーは358万円--ウェブ業界の平均年収

私はWeb制作会社なので、プロデューサやプランナも「制作会社の」場合しかわからないのですが、あまり驚きのない数字でした。スキルのや経験年数だけでなく、社会人としてのヒューマンスキルや(生活保障的な)年齢を考慮してしまうので一概には言えませんが、特にデザイナは(少し調査は低すぎかと思いつつ)現状と近い気がします。

近年Webのクリエイターは完全なる人手不足で、エージェントに依頼して最初の面接まで2ヶ月待ちなどはザラです。
かといって(Web制作専業であればまだしも)グラフィックデザイナやコピーライターなど、他の職種の社員とのバランスもあって、Webクリエイターだけ給与を突出させるわけにはいきません。

実際、Webが他の制作より利益をあげているかといえば、決してそうとも言えませんし、経験年数やスキルの高いWebデザイナは逆に希望年収が高くて採用を見送ることもあります。デザイナも、経験とともに志向に応じてディレクタやプロデューサに移行してもらわないと、Webデザインでは却って年収が頭打ちになるような構造になってしまっている状態です。
また、そのディレクタやプロデューサの不足は、デザイナより深刻です。
一般にWebデザイナという職種は学生にも理解されていますが、Webディレクタやプロデューサは認知が乏しくダイレクトに目指してなれる職種ともいえません。Webの知識の上にサイト設計や画面設計(ワイヤーフレーム)のスキルが必要ですから、経験も重要です。さらに転職市場としては責任者としての地位もあってか、流動する人材が枯渇ぎみといえます。

確かにこのような需要の増加を背景に、安い制作予算の場合、「お断りしたい」という交渉は増えましたwww。
ただし断りきれず持ち帰る(受注する)場合もあります。
売りは上がり辛いなか、経営的にエージェントに払う人材確保のコストも利益を圧迫しています。

ともあれ人材がいなければ受注もままならないわけですから、ソフトバンク・ヒューマンキャピタルも人材エージェントとして、単純な給与調査だけでなく、業界の職種構造などを調査・フィードバックして、有能な人材を安定供給してほしいものです。

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